平成17年度
町の本格的な産業に!穂先タケノコ 福岡立花町 JAふくおか八女立花地区センター
●竹をなんとかしてやろう!
「私たちは、立花(たちばな)の竹をなんとかせにゃならんのです」「JAふくおか八女」の立花地区センター長である河野和吉(こうのかずよし)さんは、温和な表情ながら確固とした口調でそう言った。
福岡県八女郡立花町――。八女と聞くと「ああ、お茶の産地で有名な?」と思いがちだが、それは八女市のこと。この立花町にも茶畑はあるが、八女市ほどの生産量ではない。
立花町の特産物の筆頭はミカン。そしてキウイ、ナス、イチゴと続き、5位にタケノコが登場する。
見るからに果樹生産が、この町のメインであることがわかる。

特産の「穂先タケノコ」。命名は福岡県知事

立花町の多くを占める竹林
12月下旬から3月上旬に収穫されるキウイの生産が始まったのは、1976年、今では全国の10%のシェアを誇る。また、ナスは優れた品質種の「筑陽」が市場でも高く評価され、1969年から始まったイチゴも「博多あまおう」というブランド名で知られている。
さて、タケノコである。
立花町内には、1,200町歩の竹林がある。
タケノコの採取は、400年もの歴史があり、この地の気候風土に最も適しているとされ、品質もきわめて優れ、全国の10%以上を占める日本一の生産地となっている。
しかし、河野センター長は顔を曇らす。
「タケノコの販売は、確実に落ちているんです。食生活の変化もあるし、従来だったら年末に集中して購入されたものですが、今ではスーパーなどが年末年始も休まなくなったので、正月用に発注される量が減っています」
そこで、目をつけられたのが、成長したタケノコの穂先だった。


