平成17年度

町の本格的な産業に!穂先タケノコ 福岡立花町 JAふくおか八女立花地区センター

「立花バンブー」の敷地で乾燥されている孟宋竹

そこで、間伐材の有効利用として竹炭と竹酢液の生産と販売業務を行う目的で設立されたのが「立花バンブー」だった。
 5年以上育った孟宗竹を間伐し、半年間乾燥させる。そして、機械によってチップにし、800°から1000°の高温で炭化させる。
 そうして出来た大中小の竹炭は、土壌改良、消臭、湿度調整、水質浄化などの目的で分別、利用されるのだ。そして、さまざまなアイデアで次々と竹炭商品が生まれていった。当時は、空前の健康ブームで同時に竹炭にも注目が集まり、竹炭商品はおもしろいように売れたという。

●ブームが去って――

「立花バンブー」を訪ねてみた。  22,600m²の敷地に乾燥中の竹が整然と山積みされている。そして巨大な工場では竹炭を製造する機械が稼働中だった。バリバリと竹を割り、ベルトコンベアがそれらを釜の中に運んでいく。高温で炭化される一方、竹酢液も抽出されている。
 想像した以上に大がかりな機械である。
「以前、竹炭ブームの頃は5人の従業員がいたんですが、今は2人でやっています」
「立花バンブー」の工場長、甲木繁巳(かつきしげみ)さんは、寂しそうに語る。
ブームというのは、ある意味で怖いものである。
需要のある時は、「もっともっと」と注文が相次ぎ、生産が追いつかなくなり、そのために応えようと設備投資する。
 しかし、残酷にもブームはいつしか去っていく。
「立花バンブー」の一角には、ひっそりと竹炭商品を展示したショールームがあった。
 店内には、「夢竹炭」とネーミングされた土地改良材、住宅床下調湿材、水質浄化材、飼料……、「夢竹酢」という竹酢液から作られた化粧品や入浴剤などが並んでいた。
 また、竹炭シート、竹炭石鹸、竹炭シャンプーなどなど応用品も多い。

ベルトコンベアに乗って竹がチップされていく

炭化した竹炭はその大きさで3種類に分けられる