平成18年度
平成の大合併をチャンスに!木の凄さを伝える森林組合 秋田県北秋田市 大館北秋田森林組合 渡辺俊一(わたなべしゅんいち)さん

利用を待つスギの間伐材
中でも大きな課題は、それぞれの森林組合の特色を生かして、市場がぶつからないようにすることだった。
「販路も一緒にならないように、細かいことまで煮詰めてい

秋田スギの再認識を熱く語る渡辺さん

組合の事務所は工場の2階にある
合併に伴い、大館北秋田森林組合では、小径木・間伐材を利用した加工品に対して、どんな注文にも応じられる体制づくりに取り組んだ。その結果、内外装材、プレカットのログ材、ハーフログ材、キャンプ場の施設用資材からテーブルセットのキットまで、全国どこからでもインターネットを通じて、あらゆる木製品を注文できるシステムを完成させた。
とはいえ、カバーする森林や営業先も圧倒的に広くなる。渡辺さんたちの仕事は明らかに増えることになった。
「取引先が増えることによって、決済の問題、相手の会社の信用問題の調査など、新たな仕事も激増しましたね」
一方で、合併によるメリットもあった。
「たとえば大型乾燥機などにしても、以前は自分のところのキャパシティでしか考えられなかった。それが、規模が大きくなることで、もっとダイナミックな捉え方ができるようになったのも事実です」と渡辺さん。
造林、森林整備、販売、加工にトータルで関るためには、どこがイニシアチブをとるかも大事なことである。
「そして、規模が大きくなったぶん、さらに目的意識を明確にする必要も出てきた。仕入れの値段の管理から、従業員の力の見直し。人が多過ぎると、みな8、9割の力しか出してくれない。人数を減らすことが生産力の向上につながる、ということもありますしね」


