平成18年度
秋田フキを守れ!農家の主婦によるゼロからの挑戦秋田県秋田市下新城中野 秋田フキ手染め研究会 中川(なかがわ)ハル子さん
●秋田のシンボル・秋田フキ
「キタカサッサー コイサー コイナー」のかけ声で知られる民謡『秋田音頭』。その歌詞の中に、こんなフレーズがあるのをご存知だろうか。♪――コラ 秋田の国では 雨が降っても唐傘などいらぬ 手頃な蕗(フキ)の葉 さらりとさしかけ サッサと出て行くかえ――
秋田フキとは、キク科フキ属の一種で、秋田県秋田市仁井田地区で栽培されている県の特産品である。
その特徴は、『秋田音頭』でも歌われているとおり、傘の代わりになるほどの大きさ。
大きいもので、茎の長さが1.5m、茎の直径が5cm、円形の葉の直径も約1.3mにもなる。仁井田地区では、江戸時代天保末期から栽培され、佐竹藩主が将軍に献上したとも伝えられている。
大正末期から戦後にかけては、食用として盛んに栽培され、昭和40年頃には栽培面積も広がったのだが、その後、食材としての利用が減少し、また都市化とともに栽培面積は激減した。
秋田フキは、茎の部分を食用とするのだが、肉質が粗く、繊維が多いので、もっぱら砂糖漬けにしてフキ菓子として出荷されるか、自家用の保存食として塩蔵貯蔵される程度となっていた。
それでも地域固有の資源である秋田フキを保存していこ

上品なベージュに染められた秋田フキ染めのスカーフ
●ゼロからの挑戦
「観光秋田のシンボルともいえる『秋田フキ』を、ただ保存するだけでなく、新たな需要を見いだせないか、と乗り出すことになったのです」そう語るのは、秋田県秋田地域
振興局農林部普及指導課主幹 長谷川敦子(はせがわあつこ)さんである。

その大きな葉で知られる秋田フキ。「あきた大フキ祭り」で


