平成17年度
グリーンツーリズムと地域の自然情報発信基地なべくら高原森の家 長野県飯山市財団法人 飯山振興公社 なべくら高原森の家
●「グリーンツーリズム」の拠点を目指せ!
「なべくら高原森の家」は、農林水産省の奨励事業、通称「グリーンツーリズム」の拠点として飯山市が整備した、敷地面積6ha、コテージ10棟、ターミナルハウス等からなる施設である。オープンは1997年7月。
「グリーンツーリズム」とは、農林水産省が国内の農業構造改善事業の一環として提唱した農村支援事業のひとつ。
「緑を旅する」――、つまり、都市生活者がもっともっと自然の森や山に親しみ、生活に潤いと安らぎをもたらすライフスタイルを、農村の中で農家と一緒に追求していくという、あたらしいライフスタイル提案である。
そのための基盤整備を行うという計画が発表されたとき、早くから積極的に立候補したのが飯山市であった。
●役立ったスキー場の民宿経営のノウハウ
飯山市は日本有数の豪雪地帯として、他の雪国の例にもれず、冬季、農家の家長が出稼ぎに出ざるを得ない、という悩みを抱えていた。「一年間を通して、家族が一緒に暮らせる環境を何とかつ

「森の家」のセンターハウス

「なべくら高原森の家」は情報発信の拠点
そう語るのは、「なべくら高原森の家」総括支配人の木村宏(きむらひろし)さんである。
昭和50年代には、共に全国組織として日本全国に多くの組合員を抱える生活協同組合と農業協同組合が手を携え、消費者の産地見学などを通じて、産地と消費者、農家と都市生活者の交流なども、少しずつ浸透していった。
「その時、大いに役立ったのが、スキー場の民宿経営でのノウハウでした。つまり、飯山市周辺の農家や住民の意識には、もともとお客様を温かく迎える素地があったわけなんです」と木村さん。
地域の特質としてしっかり根づいてきた、外部の人を積極的に受け入れる大らかで開放的な雰囲気は、例えば近年、修学旅行に替わって盛んになってきている「山の体験旅行」などでも大いに活かされている。


